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ブランド:うまや 業態:飲食 / 定食 店舗数:15店舗 事業者:JR九州フードサービス株式会社

リピーター集客のデータを可視化し、販促施策の効果が分かるように。スタンプカードと自動配信で売上が約30万円増加!

 
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課題 ・既存顧客の囲い込み施策を十分にできていなかった ・行った施策の効果を検証できなかった
施策 ・デジタルのスタンプカード ・来店情報に基づいたお知らせとクーポンの自動配信 ・来店翌日の顧客満足度アンケートの実施
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効果 ・リピーター集客に必要なデータが可視化され、施策の効果が分かるようになった ・導入から半年で来店頻度が月0.8回向上、約30万円の売上増加を実現 ・顧客満足度をリアルタイムで把握可能になった
 

既存顧客の囲い込みに対して既存サービスでは不十分だった

—トイポ導入前の課題を教えてください。
宮前さま:新規顧客の獲得、そして既存顧客の囲い込みの両方に困っていました。 特にコロナ禍の飲食店においては、やはりどれだけお客様を囲いこめるかが本当に大事になってきます。これまでも来客数増加を目指し、既存のチャットサービスを利用したクーポン配信やスタンプカードなどの施策を行ってきたのですが、どれも操作が難しく使いこなせたとは言えませんでした。また、施策を打ってもどんな効果があったかいまいち分からないため、検証が現場の感覚に頼りきりになっており、店舗を統括する本部として課題を感じていました。
 

「リピーター集客」を解決するビジネスコンテスト優勝がきっかけ

—toypoを知ったきっかけについて教えてください。
宮前さま:JR九州グループが課題解決ビジネスコンテストを開催し、そこに応募いただいたのがきっかけです。お客様を囲いこむための新しいアイデアを募集したところ、60社以上の応募がありました。その中でもtoypoはコンテンツが使いやすく、また限られた予算の中で様々な機能を使ってお客様にアプローチでき、効果の検証まで行える点が魅力的でした。これまでの経験からデジタルのサービスは使いづらいと考えていたのですが、我々飲食の業界人が非常に使いやすいシステムだというのが第一印象でしたね。
(ビジネスコンテストに関するリリースはこちら
 
—その後、どのように導入を進めたのでしょうか。
宮前さま:まずはお店の課題に対してヒアリングを実施していただき、トイポ導入の目的を整理して施策を決めていきました。導入に関する不明点に対してクイックに対応していただいたのは圧倒的でしたね。細かい仕様やポスターの作成など、導入に必要な工程を丁寧に教えてもらえました。
 

デジタルのスタンプカードを中心に、来店起点の自動配信と顧客満足度アンケートを活用

—うまやではどのようにtoypoを利用されていますか。
宮前さま:メインの施策はスタンプカードです。お会計金額に対して500円ごとに1つ、アプリ内のカードにスタンプが貯まります。
またお知らせとクーポンを定期的に配信することにより、お客さまの来店のきっかけを作っています。具体的には、初回来店の翌日に2回目来店で使えるクーポンや、初回来店から14日後・30日後にリマインドのお知らせを自動配信しています。自動配信に加え、イベントなど店舗からの情報配信も随時行なっています。従来のようになんとなく配信するのではなく、再来店促進や新メニューの注文数増加など、目的に応じて配信対象やタイミングを変えています。
さらには来店翌日に顧客満足度アンケートをお送りすることで、お客さまの声を常に収集しています。
 

顧客データを活用した販促を実現し、再来店数と来店頻度が向上

—使ってみていかがでしたか。
宮前さま:まず管理画面が使いやすいなと思いました。設定したい機能や知りたいデータが表示してあって、直感的にクリックしていけば自分の知りたい情報にたどり着き、欲しいものに手が届く感覚がありました。
使い慣れていくと、データを非常に細かく見ることができる点に驚きました。お客さまの再来店数や来店頻度、来店転換率(来店したお客さまが次回来店する割合)といったリピーター集客に必要な指標がダッシュボードで可視化されているので、日々確認し店舗の現状を把握しています。
 
—データの活用という点について、具体的にはどのような項目を重視されているのでしょうか。
宮前さま:最も重視しているのは再来店数です。基本的に客単価は決まっているので、toypoを通じて再来店数が増えれば増えるほど売上が上がると考えています。来店データを起点に施策展開を行うことで、より効率的に集客施策を行っている実感があります。
さらにはクーポン利用率などお客さまのアクションも細かく分析できるので、いつどんな利用があったかを確認しています。
逆にうまくいっていないことも分かるので、すぐに改善策を取ることができます。実際にあった例では、導入当初に注力していたユーザー獲得が想定よりうまく進みませんでした。
そこで、ユーザーが登録するモチベーションのひとつである初回登録クーポンの利用タイミングを「次回来店」から「その場での利用」に修正しました。
その結果、ユーザー獲得(店舗への来客数に対して登録されたユーザーの割合)を約1.5倍向上することができました。
このように、施策の効果が可視化されることで正しい施策の方向性を判断することができ、検証と改善を繰り返しています。
 
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図1:来店数のダッシュボード
 
—toypoを活用することで、どのような成果が出たか教えていただけますか。
宮前さま:まず、既存サービスと比較して、お知らせ・クーポン・スタンプカードの利用率がいずれも高いことが分かりました。ただ利用された訳ではなく、導入から半年で実際に集客効果も出ています。
来店頻度が増加したユーザーは平均して月に0.8回来店が増え約30万円ほどの売上貢献がありました。
また、顧客満足度アンケートにより、料理の味や接客の質といった満足度を構成する要素ごとに評価を把握することができています。お店の状況を客観的に把握することで、飲食店として提供するサービスの本質的な改善に繋がる材料を得ています。
 

今後は導入店舗を拡大し、施策の充実と相互送客を図りたい

—toypoの活用について、今後の展望をお聞かせください。
宮前さま:アンケート調査によって店舗の課題を把握することができたため、今後はtoypoでの施策に頼らない部分でもお店の改善を進めていきます。
また他の店舗にも導入し、1店舗で出た効果を広げ複合的な施策展開を目指していきます。実際に九州全域の9店舗にも順次導入が進んでおり、お客様にお使いいただいています。
どの店舗に行ってもトイポが使えることを活かし、店舗間やエリア間で相互送客できるような取り組みを検討中です。頂いた声を店舗ごとに比較することで、よりお客様に寄り添った店舗運営もできそうです。
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図2:お客さまアンケートの例
 
—今後も継続して成果を出していただけるよう、サービス改善に努めてまいります。  宮前さま、本日はありがとうございました!
 
 
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『JR九州フードサービス』社について JR九州フードサービスは、JR九州グループにおける外食事業を担う会社として、九州を中心に居酒屋やレストランなど幅広い分野の飲食店を展開しています。 また、地元九州の食材や、郷土の器、暖簾、工芸品など、店舗を構成する内装家具やアートワークにできる限り九州の素材を取り入れて、九州全体の活性化を目指しています。